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| うなぎは5ランクに分けて仕入ます。 同じうなぎの量を増やすだけの ランク分けは致しません。 うなぎの質でランクは異なります。 脂ののりが違うので、上のランクは 身も大きくなるのです。 |
うなぎは厚い所を嫌うので、 冷たい氷の上で身を横たえて、 捌かれるその時まで 生きのいい状態を保ちます。 ですから掴み上げるのは、 結構、困難なのです。 |
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| まな板に乗せられたうなぎは、 エラの部分にトンと包丁で切れ目を 入れられると、目打ちと呼ばれる 太い杭で頭を固定されます。 |
関東うなぎの田川は、 背開きですので、 身の厚い背から一気に尾まで 割いてゆきます。 |
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| 目打ちで固定されただけの うなぎは、まだまだ動きますので、 一気に割くと言っても、 左手でしっかり押さえながら 割かなければなりません。 |
尾の方まで割いてゆくと、 腹を押さえられなくなった うなぎは、身をくねらせています。 |
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| 肝を丁寧に取り除き、 中骨を取ってゆきます。 肝は肝焼きや肝吸いに、 中骨は時に骨せんべいに使用します。 |
次に背ビレを丁寧に 取り除きます。 ヒレが残っていると、食べた時の 食感が悪くなるので、この手間は 惜しまず行います。 |
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| さらに、田川では腹ビレも 丁寧に取り除きます。 ここまでの処理を行っている店は 実は少ないのです。 |
簡単そうに腹ビレを一気に 切っていますが、ヌルヌルの細い 腹ビレを取り除ける職人さんは あまりいないのです! |
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| 最後にもう一度 内臓の辺りをキレイにして、 最終チェック。 |
そして身を半分に切り分けて、 捌きの出来上がりです。 ここまでの工程を1匹当たり 数十秒で行います。 |
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| 続いて串打ちです。 金で出来た指貫を付けて 中央から串を打ってゆきます。 |
串の数はうなぎの大きさ によって異なります。 3本串から6本串まであります。 |
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| 串打ちを終えたばかりのうなぎは、 まだ蒲焼の時の1.5倍近く大きく、 身もキラキラと光っています。 |
ここで最初の焼きが行なわれます。 この焼きでうなぎの身が絞まり、 うなぎに含まれた脂で店内が煙だらけ になってしまいます。 |
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| 『脂留め』と言う田川秘伝の技。 素焼きしたうなぎは、普通、自然に 冷ますだけ。これではうなぎの中の 脂が流れ出てしまうのです。 冷やすことで、うなぎの中に含まれる 脂が流れ出るのを防ぎます。 |
脂留めを行なう為、通常よりじっくりと 蒸しを行ないます。この2つの手間が 田川の味を守り続ける秘訣 でもあるのです。 身に含まれた脂をそのままに ふっくらとなるまで蒸します。 |
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| 蒸し時間は、その時のうなぎの状態に よって異なります。その状態を 見極めるのは、職人の指先の感触。 どんなに時間が掛かろうとも、 納得がいく柔らかさになるまでは、 焼きに入りません。 |
創業当時から注ぎ足しながら 使われている田川のたれ。 ベースはそのままに、夏と冬とでは 微妙にタレの味を変えています。 少しずつ、常連さんにも気付かれない ように変えるのが職人技です。 |
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| 蒸し上がったうなぎをタレを つけながら焼きに入ります。 ふわふわに柔らかくなったうなぎを 串だけで扱うのは、見た目より 大変な作業なのです。 |
蒸しで得られた柔らかさをそのままに いかにふっくらと仕上げるかが 職人の腕に掛かっています。 程好く焼き上げるのも プロの技の一つです。 |